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インド特集その②『言語編』


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インドの言語は数えきれない?

-多様性の国インドの言語事情-


インドには、国内で約460前後もの言語があると言われていますが、一説には、方言を含めると1600を超えるとも。

正確な言語の数はインド人にも分からないのかもしれません。

数ある言語のうち、ヒンディー語を含む22言語がインド憲法で正式に認知されていて、公用語と準公用語として、ヒンディー語と英語の二言語の使用が定められています。

言語圏が違う方とはどちらかの言語で話をするため、コミュニケーションに困ることはないとか。

インドの紙幣も多数の言語圏に対応していて、ヒンドゥー語と英語の他に15の言語で記載されています。


1)ヒンディー語

主にインドの中部や北部で話されている、憲法に定められた公用語。

デリー首都圏でも公用語として使われています。

インドで最も多くの人に話されているものの、話せるのは全国民の4割にも満たないとか。

しかしながら、世界では中国語、英語に続いて3番目に多く話されている言語です。

中国を抜いて人口が世界一となるインド、ここでも人口の多さがうかがえますね。


2) ベンガル語

ベンガル語はインドの東部、特に西ベンガル州とトリプラ州で公用語として話されていて、バングラデシュの国語でもあります。

インド国内においてもヒンディー語に続いて2番目に多く話されている言語です。

1913年にアジア人初のノーベル賞を受賞した、詩人ラビンドラナート・タゴールはベンガル州(コルカタ)の出身で、インド国歌を作詞・作曲したことで有名です。

現在、インド国歌はヒンディー語で歌われていますが、元々はタゴールがベンガル語で作った作品なんですよ。


3)テルグ語

テルグ語はインドの南部、アンドラ・プラデーシュ州とテランガーナ州で主に話される言語であり、州の公用語です。

日本でも公開され話題となったインド映画「バーフバリ」や「RRR」はテルグ語の映画なんですよ。

16世紀に実在した南インドの王様クリシュナデーヴァラーヤは、「テルグ語が世界で一番美しい言語」と詩に残したとか。

そのためか、南インドの古典声楽にはテルグ語が多く使われています。



4)英語

インドの公用語の一つ。法律文書や政府の公式文書、教育機関、ビジネス等において英語が使用されています。

また、インド国内で異なる地域の人々がコミュニケーションを取る際の共通語としても使われています。

英語は、過去のイギリスによる植民地支配下で行政、司法、教育の分野で使用されたことで急速に広まりました。

その後、国内で共通の言語が必要とされたことや、ビジネスにおける英語圏とのコミュニケーション手段としての役割など、複数の要因が組み合わさって公用語としての地位を確立しました。



5)タミル語

南インドのタミル・ナードゥ州やスリランカ北部および東部で主に使われています。

90年代に大ヒットした映画「ムトゥ踊るマハラジャ」は当時、日本でも注目されましたね。

ヒンディー語映画界は「ボリウッド映画」と呼ばれ、インド映画の代名詞になっていますが、それに対してタミル語映画界は「コリウッド映画」と呼ばれています。

また、タミル語には日本語との共通点もあって、基本母音が似ていたり、文法や文章構成の基本的な語順が一緒だったりするんですよ。

タミル語圏の方が日本語を話されると、非ネイティブの方特有の癖が無く、聞き取りやすいんだそうです。



多くの言語が共存するインドでは、公用語以外に出身地の言語を含めて3か国語を話す方もいて、ビジネスにおいては有利に働くこともあるとか。

インドの言語環境を理解することは、現地の歴史や文化、ビジネス環境への理解に繋がるのかもしれません。

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