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世界が注目するインド製造業の中枢 ~タミルナードゥ州の知っておきたい5つの魅力~


外国人従業員の退職に悩む企業が見落としがちな5つの視点


1)地域性

インドの南東部に位置し、州人口は 7,597 万人(全人口の 5.8%に相当)。

州都はチェンナイ(旧マドラス)、主な言語は州人口の約90%の方が話すタミル語です。

タミルナードゥ州はアジアの交易の窓口として昔から栄えている地域で、現在も様々な製造業の会社が進出する、インド内トップのインド製造業の中心地です。

進出している日系企業は200社589拠点(2020年現在。ジェトロ調べ)で、現地日本人は推定800人ほど。

これほど多くの日本人が住む州は、インドでも珍しいそう。

また、州都チェンナイはインドのデトロイトと呼ばれ、世界中から製造業が進出する、自動車産業の中心地となっています。



2)寛容な食文化

タミルナードゥ州は基本的に米食で、床に座ってバナナの葉の上にのせた料理を右手で混ぜながら食べる「ミールス」という食事スタイルです。

北インドはベジタリアンが多いとされていますが、南インドのタミルナードゥ州にはヒンドゥー教徒の中にも肉を食べる方が多くいらっしゃるとか。

⾧い海岸線(インド国内で 2 番目に⾧い1,076 km)に面した土地柄から漁業が盛んで、干した魚やスルメを食べる習慣もあります。

インドの中でも比較的おおらかな食文化を持つタミルナードゥ州は、肉や魚介を食べる日本人にとって、馴染みやすい地域と言えそうですね。



3)伝統的なストリートアート「コーラム」

タミルナードゥ州ではコーラムという、毎朝玄関先の地面を綺麗にして米粉や色粉で文様や絵を描く習わしがあります。

描くのはその家の主婦で、かつては一種の花嫁修業でもあったとか。

普段は白一色でシンプルに描かれ、お祝いやお祭りの時期には色とりどりのコーラムが華やかに描かれます。

毎日描いては消えていく儚き美は、日本人の散り際の美学にも通じるものがありますね。



4)理系人材の輩出がインド最大

インド国内で優秀な理系人材を最も多く輩出する、インドNo.1の州です。

タミルナードゥ州の人々は温和さと勤勉さを持ち日本企業との相性も良いため、進出している日本企業からは人の定着率が高いと評判です。

ベンガルール(バンガロール)ほど人件費も高騰しておらず、優秀な理系人材を獲得しやすい地域であるとも言われています。



5)製造業の進出がインド国内トップ

州の西南部に位置する、タミルナードゥ州第2の都市コインバトールは製造業の街で、チェンナイに次ぐ第2のソフトウェアの街としても有名です。

世界中の大手企業がコインバトールにオフィスを構えています。

教育分野においては、優れた工科大学やビジネススクールが集まる学術都市としての側面も持ち合わせており、次世代の技術者や起業家を育成する場となっています。




理系志向が強いインドでは、毎年多くの若者が理系の大学を卒業するものの、就職できるのは1/3程度で残りの学生は仕事が見つからないという、深刻な就職難が社会問題となっています。


一方、日本では、IT人材が2030年に最大で79万人不足するとの試算も出ていて、今後ますます海外人材を活用する動きが加速すると予想される状況です。

働き口が足りないインドと人材が足りない日本。

お互いの不足を補い合うことが問題解決の鍵となるかもしれません。

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