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コラム

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【導入事例_社会福祉法人託麻会 障がい者支援施設 朋暁苑さま】「初心に帰るきっかけに」海外人材の受け入れで広がる職場の気づき

  • 7月29日
  • 読了時間: 7分

こんにちは!テクノスマイル広報です。


今回は、熊本県熊本市にある社会福祉法人託麻会 障がい者支援施設 朋暁苑さまを訪問し、海外からの介護スタッフを受け入れて感じたことや、現場での変化について、満永施設長、若杉係長にお話を伺いました。

朋暁苑さまは、障がいのある方々の生活を支援する施設として、長年にわたり地域福祉を支えてこられました。

現在は、身体障がいのある方だけでなく、知的障がい・精神障がいのある方も含め、さまざまな利用者様が生活されています。

施設では、利用者さま一人ひとりが安心して過ごせるよう、日々の介護や生活支援に取り組まれています。

特に、入浴や排せつなどの場面では、利用者さまの尊厳に配慮し、同性介助を大切にされているそうです。


<左:満永施設長、右:若杉係長>
<左:満永施設長、右:若杉係長>


- 海外人材の受け入れを決めた背景


朋暁苑さまが海外人材の受け入れを検討された背景には、福祉・介護分野における人材確保の難しさがありました。

若い世代の採用が以前より難しくなる中で、介護や支援の仕事を次の世代へつないでいくためには、新たな人材の受け入れも必要ではないかと考えられたそうです。

満永施設長は、海外人材の受け入れについて、次のように話してくださいました。

介護の仕事は、経験を重ねた職員が知識や技術を伝え、それをまた次の人につないでいくことが大切です。

若い方の力も必要だと感じており、そうした中で海外人材の受け入れを考えるようになりました。

初めての受け入れにあたっては、すでに海外人材を受け入れている施設の事例も参考にしながら、慎重に準備を進められたとのことです。



- 受け入れ前にあった不安


海外人材を受け入れるにあたり、最初に感じた不安は、やはり言葉の壁だったそうです。

「日本語でどこまで意思疎通ができるのか」「利用者さまとの関わりは問題なくできるのか」「職員側がどのように教えればよいのか」

初めての受け入れだからこそ、現場にはさまざまな不安がありました。

若杉係長は、当時を振り返り、次のように話してくださいました。

私たちも初めての受け入れだったので、最初は日本語が通じるのだろうかという不安がありました。

けれど、実際に来ていただくと、とても真面目で、言葉遣いも丁寧でした。優しい口調で、ゆっくりと柔らかく話してくれる姿が印象的でした。

実際に一緒に働き始めると、海外スタッフの皆さんは、分からないことを確認しながら、一つひとつ丁寧に仕事を覚えていかれたそうです。



- 文化の違いを、日々の学びに変えて


受け入れ後には、文化や習慣の違いを感じる場面もありました。

たとえば、食事の配膳では、ご飯や汁物、お箸の置き方など、日本では昔から自然に身についているような作法も、海外から来たスタッフにとっては初めて知ることがあります。

そうした時には、職員の皆さんが一つひとつ説明し、理解してもらうようにしたそうです。

一度説明するとすぐに理解して、次からはきちんと並べてくれます。疑問があれば質問してくれますし、説明すると素直に受け止めてくれる。とても真面目な印象です。

文化の違いを「できないこと」と捉えるのではなく、互いに知り、伝え合う機会として受け止める。

朋暁苑さまでは、そうした日々の積み重ねを大切にされています。



- 利用者さまとの関係づくりは、少しずつ、ゆっくりと


海外人材の受け入れにあたって、利用者さまの反応にも配慮されたそうです。

初めのうちは、慣れない相手に対して戸惑いを感じる利用者さまもいらっしゃいました。 そのため、無理に介助をお願いするのではなく、まずは近くで様子を見てもらうことから始め、時間をかけて少しずつ関係を築いていったとのことです。

最初は抵抗される方もいらっしゃいましたが、無理にはお願いしませんでした。

近くで様子を見てもらいながら、少しずつ、ゆっくり慣れていただきました。

今では自然に関わる場面も増えてきています。

笑顔で声をかけること。

相手の様子をよく見ること。

できることから少しずつ関わること。

その積み重ねによって、利用者さまとの距離も徐々に縮まっていったそうです。



- 職場にも生まれた「初心に帰る」きっかけ


海外スタッフの皆さんの姿は、職場の皆さんにとっても良い刺激になっているといいます。

特に印象的だったのは、海外スタッフの丁寧な言葉遣いや、利用者さまへの穏やかな接し方です。

若杉係長は、海外スタッフの姿を見て、職員自身が日々の関わり方を振り返るきっかけになったと話してくださいました。

とても丁寧な言葉遣いで利用者さまと接している姿を見て、私たち自身も初心に帰るきっかけになりました。

慣れてくると、つい言葉遣いがくだけてしまうこともあります。そこに気づかせてもらった部分があります。

長く働く中で、どうしても「慣れ」が出てしまうことがありますが、新しく加わったスタッフの丁寧な姿勢を見ることで、職員の皆さんも改めて利用者さまへの接し方を見つめ直す機会になったといいます。

海外人材の受け入れは、単に人手を補うだけではなく、職場全体の気づきや学びにもつながるものだと感じられます。




- 受け入れ時に大切にしたこと


朋暁苑さまでは、海外人材が安心して働けるよう、さまざまな工夫もされています。

たとえば業務の説明では、難しい漢字を避けたり、ひらがなを使ったりするなど、伝わりやすさを意識した説明を心がけているそうです。

また、分からないことがあれば何度でも質問してよいという雰囲気づくりも大切にされています。

さらに、障がい者支援の現場では、利用者さま一人ひとりに合わせた対応が必要です。

同じ介助であっても、利用者さまによって声かけや支援の方法が異なるため、指導する側にも丁寧さが求められます。

介護の指導には、これが絶対の正解というものがない場面もあります。

その方に合った対応を理解してもらうためには、いろいろな状況を伝えながら、ゆっくり成長してもらうことが大切だと思います。

現場での経験を重ねながら、少しずつ学び、成長していく。



- これから受け入れを検討する施設さまへ


満永施設長からは、まずは少人数からの受け入れをおすすめしたいとのお話がありました。

最初は一人、二人など、少人数から受け入れることをおすすめします。

その人をしっかり育てることで、次に入ってくる方を教えてくれる存在にもなります。

長い目で人材育成を考えていくことが大切だと思います。

海外人材の受け入れは、すぐに即戦力としてすべてを任せるものではなく、時間をかけて育てていくもの。

そして、最初に受け入れた方が成長することで、次に来る方の支えにもなっていきます。

また、将来的に長く働いていただくためには、日本語学習や資格取得への支援も重要なテーマになるとのことでした。

受け入れて終わりではなく、働きながら学び、成長していける環境をどうつくるか。

朋暁苑さまのお話からは、その大切さが伝わってきました。




今回のインタビューを通じて、文化や言葉の違いがあっても、丁寧に伝え合い、少しずつ関係を築いていくことで、海外スタッフの皆さんが職場の一員として安心して活躍できる場が広がっていくことを感じました。

テクノスマイルでは、これからも海外人材一人ひとりが安心して働き、受け入れ企業さまとともに成長していけるよう、現場に寄り添った支援を大切にしてまいります。

朋暁苑さま、貴重なお話をありがとうございました。




今回インタビューにお答えくださった施設さま





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